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紙嘉はいわば和紙・文房具を媒体とした、京の伝統文化の縁の下の力持ち。これからも100年単位でこの街を支え続けたい・紙のように多様性をもって、新しい形で文化を後世に継承していきたいと願っております。

​紙嘉の歴史・沿革

江戸時代の元禄年間(1688〜1704)に越前和紙、因州和紙、伊予和紙といった地方特産和紙を生産地から調達し、紙と紙に関わる様々な商品も取り扱いながら、都の社寺仏閣にお届けすることを家業(なりわい)としてまいりました。その後、障子紙など普段の生活に必要な紙類も徐々に取り扱い始め、日本の印刷技術が発展した江戸時代後期には木版印刷も手掛け始めました。

 

木版印刷業により、社寺仏閣の経本やお札、江戸時代に普及した帳簿である大福帳など、取扱商品の幅が広がりました。明治時代には日本でも活版印刷が徐々に広まり始めましたが、引き続き木版印刷による仏像の写し、絵巻物などを制作し続けました。今も時代祭行列図や永観堂のみかえり阿弥陀如来像、鹿苑寺(金閣寺)の境内図などの古い木版が倉庫に残っています。

 

お陰様でその後も大正、昭和と商いを続けてきましたが、太平洋戦争が終わった時には、手元に和紙が数枚しか残っていないほどの状況でした。しかし、戦後日本の他の商業と同じく、一から出直す覚悟で店を立て直し、現在に至ります。もちろん太平洋戦争以外にも、商いには良い時と悪い時があるものです。それでも江戸時代から変わらず、現代も総本山知恩院様、総本山永観堂禅林寺様、大本山南禅寺様、八坂神社様などの社寺様とお取引させていただき、地元の皆様にお使い立ていただいていることは大変光栄なことです。

紙嘉 第十一代 前田嘉右衞門

商いを世代から世代へ繋ぐため、代々「嘉右衞門」という名を受け継いできました。一時はこの名の重圧に耐えられるかと思案を巡らせた日々も正直ございましたが、300年以上の歴史を途切れさせてはいけないという思いで、十一世を継ぐ決心をいたしました。

紙嘉の歴史=信用を築き上げてきた年月です。私の祖父、九世嘉右衞門も江戸末期に傾いた事業を必死に立て直し、父である十世嘉右衞門も太平洋戦争に赴き、戦時中は女性のみで店を切り盛りしていました。そして私の代である現在、前代未聞のコロナ禍に見舞われています。しかしこれまでも厳しい局面を幾度となく乗り越えてきました。和紙のように千年以上、紙嘉の信用と信条の歴史を残せるよう、これからも精進してまいります。

第十一代 前田嘉右衞門

会社概要

社名      株式会社 紙 嘉

創業      ​元禄年間(1688〜1704)

設立      2017年8月1日

代表者     第十一代 前田 嘉右衞

所在地     〒605-0022 京都市東山区三条通白川橋西入大井出町97

TEL/FAX 075-751-1154​/075-771-1154

EMAIL   ​info@kamika.jp

​営業品目    

文房四宝、和洋紙、印刷・紙工、朱印帳・朱印用紙、和帳、印章、記念品、事務機事務用品、家具・オフィス家具、コピー複合機、パソコン、プリンター、高級筆記具、輸入筆記具、衛生関連商品など

お得意先

​神 道     ​   八坂神社

浄土宗        総本山 知恩院       大本山 くろ谷 金戒光明寺

           大本山 百万遍 知恩寺   大本山 清浄華院

浄土宗西山禅林寺派  総本山 永観堂 禅林寺

臨済宗   ​     ​大本山 南禅寺

・京都有名7社寺様の御用達としてお出入りさせていただいております。

 

粟田神社、青蓮院門跡、毘沙門堂門跡、総本山誓願寺、宝蔵寺、浄土宗宗務庁、京都華頂大学・華頂短期大学、華頂女子中学高等学校、華頂短期大学付属幼稚園、東山中学高等学校、東山幼稚園、文教中学高等学校、文教短期大学付属小学校 など

・宗派を問わず、全国の社寺仏閣様にご愛顧を賜っています。

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